糸人間の使命

 朝起きると、布団の脇に足が転がっているのに気づいた。右足と左足がセットである。見た目は非常に精巧で本物の足と見分けがつかないくらいだ。しかし、足首の断面から覗くと中が空洞でスカスカだった。  次の朝は足首から膝上まで、次の朝は太ももまで足が伸びていた。気味悪さを感じなかったわけではないが、友達のいない俺は誰に相談することもできな…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more